News
2020年4月14日

モデルベース開発サポートツール「AI-Matrix」をリリース

2020年4月14日
AZAPAエンジニアリング株式会社
     

AZAPAエンジニアリング株式会社(愛知県名古屋市中区錦二丁目4番15号、代表取締役 井村佳人以下、AZAPAエンジニアリング)は、モデルベース開発の支援ツール「AI-Matrix」の提供を4月14日より開始いたします。

昨今、車両システムが複雑化し、制御開発の規模は拡大の一途を辿っています。システム構造が複雑化することでシステムひとつの変更が全体にどのような影響を及ぼすか把握し辛くなり、開発の新たな課題となっています。
AZAPAエンジニアリングは、自動車のエンジン制御をはじめとするパワートレイン分野において、開発の効率を高める「モデルベース開発」を先駆的に導入し、自動車開発の高効率化に貢献して参りました。
そして、開発の新たな課題、「複雑性を増す制御開発の構造把握」を解消すべく、モデルベース開発支援ツール「AI-Matrix」を開発致しました。自動車の機能安全規格である「ISO26262」(*1)にも適合しており、安全性の向上にも貢献できる仕様となっております。
    
(*1)ISO26262
自動車のE/Eシステムのアプリケーション分野における固有のニーズに準拠するよう策定された規格。
直接的な開発対象となる電子システムに限らず、システムを構成する環境などの要素も含めた安全性を要求している。
    
~AI-Matrix ~Simulinkモデル解析ツール~
モデル構造を把握し、改善検討のサポートをする開発ツールです。
「設計構造マトリックス形式/Design Structure Matrix(DSM)」を使ってSimulinkの制御モデル構造を見える化し、構造設計を可能にします。更に、構造評価を行うことで構造の良し悪しを判定することもできます。
   
(1) モデル状況の見える化
① 構造の見える化
・ DSM(Design Structure Matrix/設計構造マトリックス)展開表示
モデルのノードとラインを定義し、DSMに表現することで一覧性を高めます。
② 経路の見える化
・ 影響先パス探索
自動的に関係ブロックを抽出し、要確認箇所(影響の末端)を分岐ルートとして表示
・ 算出経路パス探索
DSM上で指定ブロックを探索します。抽出したブロックはDFD表示し、解析の進捗を容易に把握できます。
③ グルーピング
モデルのブロックをグルーピングします。DSM上でグルーピングの結果を俯瞰的に把握することができます。
   
(2) モデル構造の良し悪しを評価
① 構造の評価判定とその結果のレポート
Simulink®モデルをAI-Matrixに読み込ませることで構造評価を行います。
ブロックの多さ・実行行数の多さ・階層の深さなど評価指標ごとに数値化し、構造の良し悪しを判定します。
____________________________________________________________
【お問い合わせ先】
本社TEL : 052-265-6516
Email: azpeng-sales@azapa-eng.co.jp
担当者:綾戸
〒460-0003 名古屋市中区錦2-4-15 ORE錦二丁目ビル3F

【資料ダウンロード】
※製品の詳細資料ダウンロードはこちら

MENU